FXで稼ぐためには方針ありきが原則
結果だけでなく上手に儲けるというプロセスが成功には欠かせません!FXトレーディングの「戦略」と「戦術」を自問自答してみるべき理由
盛岩外四です。
あなたは、勤務先や学生時代のクラブなどで、会社や上司、先輩の方針が定まらなかったり、曖昧だったりしたときに「方針が分からない!」「方針を決めてくれないと対応できない!」などといった不満を漏らしたことはないでしょうか。
会社の方針といった大所高所からでなくても、部や課、チームの方針ならどうでしょう。年齢を重ね、逆に言われる立場になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
この「方針」こそが、トレーディングでいう「戦略」に他ならないのです。戦略や戦術の話はどうしても概念的になりやすいので、理解を深めるためにたとえ話をあげましょう。
戦術(テクニック)だけ追い求めるということは、、、
あなたは、マイホームを持ちたいと思っているとします。これは、単なる「将来の夢」ではなく、目の前にある現実の話です。あなたは、土地を買って家を建てるのか、分譲の戸建てかマンションを買うのか、新築か中古かを含めて決めなくてはなりません。
この点が決まったら、それに合う家具や電気製品などを買うことになるのが普通のプロセスです。 ところが、変わり者の山本さん(仮名)は、家を買うよりも先に、気に入った家具を買い集めてしまいます。
しかも、アンティークを買ったかと思えば、派手な高級輸入家具を物色したり、果ては自作までしてしまいます。統一感も何もありません。もちろん、いま暮らしている家のためではなく、これから決めるマイホームのためです。
どのくらいの広さなのか、どんな間取りなのか、家のデザインは和風なのかプレハブなのかも決まっていないことなど、お構いなしです。
戦術、つまりテクニックだけを追い求めるということは、家を買う前に家具や電気製品を買い揃えてから、どんな家を建てよう(買おう)かと思案しているようなものです。
戦略を決めるのは簡単ではない?
日常生活の中では「戦略」や「戦術」を考える場面はいくらでもありますから、今ひとつピンとこなかったら、自分の生活の中でイメージしてみてください。
ところが、トレーディングの戦略(方針)を決めるのは、それほど簡単ではありません。 なぜなら、そうした教育を受ける場は極めて少なく、大半の人たちはそのチャンスすらなく、戦略を試すには実弾(リアルマネー)を使ってトレードしなければならないからです。
技術的な難易度が高いのではなく、経験する場が極めて少ないのです。もっと現実的な理由もあります。それは、トレーディングとは、お金を使ってお金を増やそうとする行為だからです。
本来、お金は手段以外の何物でもありません。お金を増やそう、稼ごう、儲けようという気持ちは無限大に広がるため、ちゃんとした戦略を張り巡らさなければ、儲けることそれ自体が目的(戦略)化しかねないのです。
そのため、結果だけでなく「上手に儲ける(トレーディングする)というプロセス」も欠かせないのです。
お金を預けるから運用してくれないか
現実的なたとえ話をもう1つ紹介しましょう。「問いかけ」といったほうが正確かもしれませんね。
あなたは、「お金を預けるから運用してくれないか」と友人から頼まれたとします。「何しろ、投資は儲かるらしいから」というのがその理由で、具体的な方針も、何らかの期待も示してくれません。
10%で回れば御の字なのか、1年 で2倍になれば喜んでくれるのか、「何しろたくさん」という漠然とした期待だけなのか、そもそも当の本人にさえ、具体像があるのかないのかも定かではありません。これは困りますよね。
そこで今度は、この「友人」を「自分(あなた)」に置き換えてください。つまり、あなたは自分のお金の運用を「自分」に任せるわけです。あなたは「運用を任せた自分」に「方針」を伝えているでしょうか。
先ほどの友人と同じように、「儲かれば何でも良い」と なっていないでしょうか。もし、そうであれば、いま一度立ち止まって「方針」を定め、運用を担当する「自分」にはっきりと伝えなくてはなりません。
チャンスかもしれない?!
ただし、たとえ「方針」が決まっていなくても反省する必要はありません(本当に反省しなければならないのは、決めた戦略と戦術を守れなかったときです)。その代わり、これから方針を決めるという宣言だけはしてください。
その方針に沿った戦術(テクニック)を学び、身に付け、守り通せるようにしてください。仮に、直感で「チャンスかもしれない」と思ったとしても、戦略に沿っていなければ、様子見をする強い心を持つようにしてください。
トレーディングの戦略を決めるために、あれこれ情報を集め、それを吟味したり研究したりして考え抜く必要はありません。すでに、先達がメニューを用意してくれているからです。
そのうちの1つが、ホールドする期間です。ホールドするのは、分単位なのか、時間単位なのか、日か週単位なのか、月単位なのか、という話です。期間が長くなれば、不確実性が増し、将来の利益と損失は大きくなっていきます。
だから、ホールド期間が長くなるのと比例して、損失を限定する術をより磨く必要があるわけです。不確実性が高まることによって、爆発的な利益が転がり込む可能性もあるわけです。
イメージだけでは決めにくいかもしれませんから、最初はあれこれと試す必要があります。試しの段階では、過度なレバレッジをかけてはいけません。そして、急いでもいけません。試しのトレードをすることは、自動車教習所に通い、ようやく仮免で運転している状態に過ぎないからです。



初めまして、
まだ、何をしたら、いいのか、模索中です。
軍資金をなんとか、貯めてる最中です。
とても今日の内容は、参考になりました。
焦らず、しっかり軍資金を貯めてから、
実践したいと思ってます。
これからも、楽しみに拝見させて頂きたいです。
宜しくお願い致します。


初心者です。今までの人生の中で「方針」は漠然として生きて来ました。まずはそこを突破したいです。宜しくお願い致します
トレード初心者に戦略といっても雲を掴むような話です。
市場に出回っている手法も、その当人が勝てる(怪しいのもゴマンとある)だけで、その背景まで掴んでいない限り、聖杯探しの旅に出ることになります。
まずは勝てるような手法にめぐり合うことが第一でしょう。
それには優れたメンターに出会う必要があります。その辺に出回っている手法の提供者はほとんどメンターにはなりえない人ばかりです。
勝てる手法で成功体験を積み重ねてから、自分の戦略を構築するというのが私の考えです。自分の戦略が構築できてしまえば、あとはトレードは楽になります。