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厳選10銘柄の推奨株が上場廃止!?

推奨銘柄サクサホールディングス(6675)が決算報告書の提出遅延で監理銘柄(確認中)に指定!期限までに提出できなければ上場廃止に!?

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シリーズ始まって以来、前代未聞のエマージェンシーが発生!

2013年夏号(同年6月公開)の初リリースから8年、FPOのサービスのなかでも随一の人気を誇ってきたシリーズといえば?株歴40年超の熟練投資家、藤ノ井俊樹氏が四半期に一度、類まれな相場観と経験則から上昇期待株の情報を提供する『旬の厳選10銘柄』です。

その節目となる30作目の記念号「2020年秋号」の推奨株のひとつ、サクサHD(6675)が、まさかの上場廃止に?有価証券報告書および決算報告書が提出できないってどういうこと!?

通常、3月決算企業の本決算(第4四半期決算)は、毎年4月下旬~5月中旬に行われ、第1四半期決算は、毎年7月下旬から8月中旬に行われるものです。ところが、同社はある理由で、どちらの決算も9月30日まで提出期限延長を申請していました。

もし、期限内に提出できなければ上場廃止は決定的という事態に!エッ、ちょっと待ってよ!先週末に最新号の推奨銘柄を公開したばかりなのに・・・。

 

公開したばかりの推奨銘柄が、いきなり上場廃止!?

これまでの経緯は以下のとおりです。(同社IRより略記)

[6月24日]連結子会社であるサクサシステムアメージング株式会社において、不適切な会計処理に関わる疑義が判明し、特別調査委員会を設置して調査を開始

[6月29日]第17期有価証券報告書の提出期限延長に係る承認申請書を関東財務局へ提出。6月30日→9月11日に提出期限が延長される

[8月14日]第18期(2021年3月期)第1四半期報告書の提出期限延長に係る承認申請書を関東財務局へ提出。8月14日→9月30日に提出期限が延長される

[9月11日]第17期有価証券報告書の提出期限の延長(再延長)に係る承認申請書を関東財務局へ提出。6月30日→9月11日→9月30日に提出期限が再延長される

再延長の承認後に藤ノ井氏が同社へ行ったヒアリングで、9月30日(水)に第17期有価証券報告書および第18期第1四半期報告書の提出は可能と判断したことから、同株を割安と判断し推奨銘柄として発表となりました。

ちなみに「2020年秋号」解説動画収録日の9月25日(金)終値は1461円。

ところが!週明け9月28日(月)引け後に同社から仰天のIRが発表されたのです。(以下略記)

提出期限の延長承認を受けておりました第17期有価証券報告書および第18期第1四半期報告書について、決算・開示作業に可能な限りの人員を投入し、全力を尽くしておりますが、膨大な作業量のため提出期限までに提出ができない見込みとなりましたので、お知らせいたします。

遅延の理由は、特別調査委員会による調査の実施過程で新たに複数の疑義が発覚したうえ、コロナウイルスの感染予防策を講じながらの調査となるため、事実関係および類似取引の有無等の解明に想定以上の時間を要しているというもの。

要するに、次から次に他からも不正が露出してきてエライことになってるうえに、ソーシャルディスタンスを気にしながらの作業となっているので、想定以上に時間がかかってしまい、提出期限に間に合いそうもありませーんってこと!

この発表で東京証券取引所の上場廃止基準によって、同社株は管理銘柄(確認中)の指定がなされました。

■監理銘柄と整理銘柄
監理銘柄とは、株主数や報告書の虚偽記載など、上場廃止基準に該当する可能性がある場合、その事実を投資家に周知し、対応する措置がとれるよう他の株式と区別している銘柄のこと。

割当期間は、廃止基準に該当するかどうかが明確になるまでで、一律に定められていない。上場基準を満たす状況であれば通常取引に戻されるが、廃止基準に該当することが明確になった場合は、整理銘柄に割り当てられ、1カ月間の整理売買を可能とした後で、上場廃止となる。(注:2008年1月まで「監理ポスト」「整理ポスト」という呼称が使われていた)

 

上場存続のリミットは10月12日

今回のサクサHD(6675)の場合、もし延長承認後の提出期限の経過後8営業日以内、つまり10月12日(月)までに提出できなければ、同社の株式は整理銘柄に指定されたのち、上場廃止となるということです。

これは大変なことになった!もし上場廃止となれば、大幅下落は免れないだろう・・・。ただちに『旬の厳選10銘柄[2020年秋号]』購入者様へは以下のようにフォローメールを配信しました。

提出遅延は想定外であったため高値で買っておられる場合、ナンピンは行わずロスカットを念頭に。29日寄りで買われた方はいったん利益確定を」(10月29日メール一部抜粋)

予想通りマーケットはネガティブにとらえ、翌営業日9月30日は陰線で一時1200円を割り込み、翌々日の10月1日は値が付かず、さらにその翌日10月2日は窓をあけ寄り付いた株価は1122円。このままズルズルと下落し、上場廃止へまっしぐらなのか・・・?

藤ノ井先生!この銘柄選出は失敗ということなのでしょうか?同日の引け後、藤ノ井先生に同株の今後の見通しをうかがい、購入者様に緊急動画として即日配信しました。

↓↓↓(2020/10/02収録)↓↓↓↓

(以下、藤ノ井先生の見解の要約)

大興電機製作所と田村電機製作所はともに1962年に東証二部に上場した歴史のある会社です。2004年2月、株式交換により純粋持株会社である田村大興ホールディングス株式会社(現 サクサホールディングス株式会社)を設立し、東証一部に上場。田村電機は日本で初めて公衆電話(赤電話)の量産に成功した会社として有名です。大興電機はそれまで電話といえばダイヤル式でしたが、はじめて押しボタン型を製作した会社。両社とも日本の経済成長のなかで、ひとつの時代を築いた会社といえます。

しかし、昨今は携帯電話のほうに世の中のニーズが傾倒していくなかで置き型の電話は減少してきた。そこで経営統合してさらに技術力を高め、現在はビジネスフォンなどを中心に展開。最近は在宅でのテレワークも増えている状況でもあり、インターネットを使った相互通信の分野を強化していこうという動きがあった。

既存顧客を持っており、そういったところに優位性をもってアプローチを掛けていくことに注目して推奨したわけですが、子会社の問題で報告書の遅延という事態になった。

ただ、これは会社がつぶれるといった話とは全然違い、単に集計が間に合っていないということ。確かに問題があった事実はあるが、それが企業の根幹を揺るがすといったものではない。

たとえば同社が債務超過に陥っているとか、偽計とか決算操作で利益を積み上げているとか、そういったものであれば上場廃止になって止む無しですが、そうではないということ。資産からも歴史から見ても、どうこうなるものではない。

有利子負債はあるものの70億くらい現金同等物があるので、借入金を全部返済しても何十億も残る。1株純資産で4000円ほどある会社の株価が現在1100円ほどになっている。

過去において債務超過になっているような会社が決算だせなくて上場廃止になったケースはあるが、今回の場合はそういった内容ではないので上場廃止になることは考えにくい。とはいえ、想定外の発表だったので、どこまで下落するか不透明であったことから、いったん手仕舞いをアナウンスさせてもらったわけです。

ただ、ここから先どうするかという話です。私は上場廃止にはならないと考えています。だからといって全力投球を勧めるわけじゃないですが、上場廃止にならない方向でいくらか買ってみるのはいいんじゃないかと考えています。

なぜなら、仮に上場廃止になっても破綻するわけではない。上場廃止になっても倒産ではないため株主の権利は有効です。会社側へのヒアリングでも上場廃止は想定していないが、仮に廃止になっても早期再上場に向けて動くのは絶対条件であると考えていますとのこと。

過去の例でも、いったん上場廃止になってから再上場してくるケースは結構ある。再上場してきたときには、前の株価を上回ってくるパターンはよくあること。

なので、12日の提出期限までの間に期待を込めて、あるいは応援する意味で買ってみるのはアリ!最悪、上場廃止が決定されて整理ポスト入りとなれば、再上場狙いでナンピンするくらいのイメージで長期的に見ていけば、結構な値幅が取れると私は考えています。

この動画配信は、ユーザーから大いに評価されました。それもそのはず!まさか情報公開された翌営業日に「監理銘柄」入りが発表されるなんて、誰一人考えてなかったでしょうし、はじめての経験に数日間は茫然としていた人もいたかもしれません。

 

上場存続のリミットは10月12日

普通ならドギマギするばかりで、次の一手を冷静に考えることなんてなかったでしょう。ですが、この動画を見て翌日以降に仕込んでみた人は、あっさりとリカバリーすることになりました。

以下の株価チャートを見れば、緊急動画を配信した10月2日はタイミング的には絶好の底値圏だったことがわかりますね。週明け3日間は抜群の押し目チャンスでした♪

↓↓↓(株価チャート日足)↓↓↓↓

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●サクサHD利確しました!1131円で買い、1381円で売り、短期間で250円取れました。ありがとうございました。(510さん)

 

ピンチをチャンスに変える

10月12日、サクサHD(6675)は2020年3月期決算および2021年3月期第1四半期決算を提出し、東京証券取引所は監理銘柄(確認中)の指定を解除しました。

10月8日に窓をあけて急伸したのは、おそらく前日の7日に公表されたIR(「特別調査委員会による調査報告書受領に関するお知らせ」)が要因だったのでは?

その内容に「報告書の提出に向けて作業を進めており、2020年10月12日までに提出する予定」との記載があったことで、暗に“間に合うと発表している”と受け止めた投資家の買いが入ったことが推測されます。

これによって報告書が提出がされてから株価上昇という流れだったはずが、先取りして株価が急騰し材料出尽くしとなり、実際に決算が出た12日以降は反応が鈍くなりました。

管理銘柄入りが発表された際は、さすがに焦りましたが、結果的にロスカットの値幅以上のリバウンドを手にすることとなり、胸を撫でおろしました。

株式相場において、急な値動きとなる状況は、これからも何度も遭遇するでしょうが、常に冷静な分析と判断で乗り越えていきたいものですね。

今回は、管理銘柄からも利益を狙える可能性、つまりピンチをチャンスに変える事例について、またひとつ勉強することになりました。

 

(追記)そのとき株価はこう動く!相場は常に繰り返す。

早速チャンスが訪れた!?サクサHD(6675)と同じ状況にあった銘柄について、WEBラジオ番組『週刊 株と共に生きる!』(略して株イキ!)で、ここぞとばかりに藤ノ井先生が取り上げてくれました。

はたして二匹目のどじょうは狙えるのか? 気になる続きはこちら

 

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1件の送信がありました。
sonia さん

すごい!すごいです!人を信じることってとても難しいととですが、このお話を聞いて藤ノ井先生は本物だと思いました。、とても勉強になりました。ありがとうございます!

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