包み足で相場の天底を予測しよう!
意外と知らない人が多いローソク足の組み合わせをご紹介!酒田罫線法の信頼性が高い分析手法「包み足」とは?!
またまた、久しぶりになってしまいました。かめ(小泉亀雄)でございまする。
ここのところ、ウクライナとロシアの緊張があったり、北朝鮮の短距離ミサイルの発射があったりですが、日経平均株価は14000円台をキープ。
でも、やっぱり26週移動平均線は抜けることができませんね。割安感が出ているので、押し目買い意欲は強いんですけど……。
さて今回は、ローソク足の見方について書いてみます。
天底を暗示するローソク足の組み合わせ「包み足」
最近知らない人が多くなってしまいましたが、酒田罫線法といわれる歴とした分析手法についてです。その中で、最もポピュラーな「包み足(つつみあし)」をご紹介します。
包み足は「天井と底を暗示するローソク足の組み合わせ」で、信頼性が高いんです。
まず底値圏で出現する包み足からです。下落相場が続くと買う気になれないですよね。そんな中で陽線が出ても、「どうせまだ下がる」と高をくくってしまいがちです。
ところがところが、安値圏で前の陰線をスッポリ包むような陽線が出現すると、上昇転換を暗示するとされています。
図のように、陽線のボディの中に陰線の高値から安値までが収まるのが理想的です。
これは、前の陰線よりも安く寄り付き、その後買い進まれるということで、売り方の勢力の衰えと、買い方が息を吹き返したという意味があります。
一方、天井圏で出現する包み足は、前の陽線をスッポリ包むような陰線が出現すると、下落転換を暗示するとされています。
少なくとも、こんなローソク足の組み合わせが出たときには、「まだ上がる!押し目買いの好機だ!」なんて強気にならず、ポジションを整理するか、慎重に対処する必要があるかもです。
包み足は、なぜ信頼性が高いと言えるのか?
「なぜ、包み足の信頼性が高いの?」と思われるかもしれませんね。実は二本足を合成すると、まったく違うローソク足になるからなんです。
たとえば、底値圏での包み足を合成すると……
「ボディは短いながら下ヒゲ陽線」になり、天井圏での包み足を合成すると「ボディは短いながら上ヒゲ陰線」になります。こうすると、何となくでもトレンドが転換しそうなのが分かりますよね。
具体的なケースを見てみましょう。今回は東証株価指数(TOPIX)の週足チャートで解説します。何で、日経平均株価じゃないのかって?
日経平均株価は一部の銘柄にウェイトがかかっているので、チャートが歪みやすい傾向にあります。TOPIXのほうが信頼性の高い包み足が出現しやすいのですよ。
まず、2002年12月24日からの週足チャートからです。
ピンク色の点線で囲んだ「陰線→陽線」の順で出現しているところです。陽線が前の陰線をスッポリ包んでいることが分かると思います
このときは800ポイント台で持ち合った後に一段安したわけですから、買おうという意識はかなり希薄ですよね。
むしろ、まだ下がりそうなチャート形状です。こんなときの投資家心理は、完全に後ろ向き。少しでも戻せば、「あー、損が減って良かった~」と胸をなで下ろしているかもしれませんね。
しかし、ホッと一息も束の間。売った途端に上がり出す典型的な相場展開になっています。
チャート:DreamVisor.com
「どーして、安値で売っちゃうんだろう~」って後悔しきりです。
「今度押し目があったら、絶対に買うぞ」と強く心に誓っても、「押し目待ちに押し目なし」。陽線の安値は770.46ポイントで、そこからちょうど1年後には1225.97ポイント。結局、1年で60%近くも上昇してしまいました。
そんな古い話じゃ、「たまたまだろう」なんて思いました?そうでもないんです。
アベノミクス相場が始まるタイミングでも包み足は出現していた!
じゃあ、2012年のアベノミクス相場の始まりのときまで、時間を巻き戻しましょう。
今度は、2011年11月14日からの週足チャートを見てください。アベノミクス相場の始まりは、2012年11月14日に当時の野田首相が安倍自民党総裁との党首討論の場で、衆議院解散の確約発言をしたことが発端です。
当時のTOPIXは、11月13日に安値718.36ポイントをつけて、上値を切り下げる安値圏での持ち合い相場でした。
この週の前の陰線に対して、野田首相の発言で火がついた為替市場と株式市場は急騰を開始して、包み足が確定します。
チャート:DreamVisor.com
その後はご覧の通り、はっきりと押し目といえるのは、1100ポイントに近づいたときの長い下ヒゲを伸ばした陽線のときくらいです。2002年のときよりも上昇ピッチは速く、半年強で80%も上昇しています。
そして、2013年5月23日に1289.77の高値をつけると、大陰線を引いて大幅安。これで、前の週の陽線をスッポリと包んで6月7日に1033.02ポイントまで急落してしまいます。
このときは、安値圏と天井圏の両方で包み足が出現する珍しいパターンになりました。
ただし、天井圏で包み足が出現したといっても、大きな下落相場には発展していません。
でも、短期間の急落で信用取引の評価損率は15.65%(6月7日)となり、信用取引をしている投資家は大打撃だったんです。
木を見て、森を見ず
株式投資は、どうしても個別銘柄ばかりに気をとられがちですよね。
「木を見て、森を見ず」っていう近視眼的になってはいけないという戒めの相場格言です。こうしてみると、結構、全体相場を見るのも大事でしょ?
これからは、ちょっと「包み足」を探してみてください。かめでした~。



包み足が相場の転換点になりやすいとは聞いていましたが、包み足を合成すると長い上ひげ陰線、長い下ひげ陽線になるとは知りませんでした。なるほどです。乱高下する銘柄ですとその後に窓を開けて下落とか、窓を開けて上昇とかになりやすいのでしょうね。しかしチャートの先を読むというのは、難かしいですね。状況によっては、前例がまったく当てはまらないこともしょっちゅうです。難かしい。
相場全体を見ることの大切さ。ブルか。ホッグか。ベアか。今の相場はどれに当てはまるのかで、個々の銘柄に対する作戦を立てる必要があります。


藤ノ井さんの動画、分かりやすくて勉強になります。
投資経験は浅く、ビギナーの域をでません。なので諸先生方の ご意見に只々うなずくばかりです。
FXは難しそうですね。 株は急騰しなくても、確実に利益が取れたらいいかなと思っています。これでは大儲けは出来ませんね。先生方のメールや動画で、日々精進です。これからも宜しくお願いします


このサイトをもっと早く知りたかったです。
少し損したような気になりました。
これからも拝見します。


包み足、とてもとても参考になりました。こんな、シンプルな手法で勝てるんですね!!ありがとう、ございました。今まで、FXの勝てる商材を幾つか購入しましたが、包み足に関する説明なんてひとつもありませんでした。


今日、はじめてじっくり読ませていただきとても勉強になりました!
貴重な情報ありがとうございました~☆
これからも読んでみたいなと思いましたので、よろしくお願いいたします♪


非常に参考になった。


含み足・・・そうなるかな~とローソク線を見ていたことが有りました。本当なんですね。


とても、印象深い内容でした。以前この包み足を知っていれば、天と地の違いを経験出来たと思います。反省と後悔をもとに、これから精進していきたいと思います。


非常に参考になりました。又他のことも教えて下さい。


包み足の話。大変興味を持って見させていただきました。解説も解りやすく良かった。でも包み足は週足で見る。タイミングが遅れるのではないかと思うが、結果では判断できるが、参加するスタートはきずくのが,遅れるのではないですか?日足で見ないわけは?またタイミングを逃さない為に、関心を持って見ているテクニックはありますか?
今後もためになる情報期待して見させていただきます。
ありがとうございました。


包足の説明大変良くわかりました。合成の説明で納得しました。有難うございました。


酒田五法自体は知っているんですけどなかなか活用出来ていませんでした^^;
知識と知恵の違いですね~ 反省・・。


少し学んだ人にとっては常識なのかもしれませんが、二本足を合成すると云う考え方は知りませんでした。すごく納得です。ルールに取り入れたいと思います。


初めまして
大変わかりやすい説明でした。
包み足、理解できました。
ありがとうございました。


大変勉強になります、此から先気を付けて観る様に心掛けます、ローソク足の他の意味有る部分も教えて貰えると偶にしか出ない包み足を見逃さない為にもローソク足の形と意味を教えて頂けると有り難いです。


包み足
出ないときもあるよね?


分かりやすいお話で、よく理解できました。ありがとうございました。これからは自分でも包み足探してみます。
いろいろ大変みたいですが、かめさんもFight!


ろうそく足の奥深さを教えていただき勉強になりました。ありがとうございます。


大変参考になりました。いろいろな法則があるのですね。


たいへん解りやすい・ロウソク足2本を1本に合成する!こんな読み方があったのか!納得!


とても勉強になりました。
個別銘柄でも例があると嬉しいです~。
またの機会を楽しみにしています。


これからの参考になります。
ありがとうございました。


大変参考になりました。
包み足の銘柄探してみます。


わかりやすい説明と分析ありがとうございました。
日足での分析はどうなのですか?


かなり、役にたつと思います。


今回の、包み足、参考になりました。
意識を充分持ってチャートを見ようと思います。
ありがとうございました。


白石さんからの紹介でメールを見させていただきました。
安値圏の包み足の説明で、始値の位置が間違っていませんか。終値が始値になっています。
合成とは2本の足を加えることと理解していいのですよね。
具体的な個別銘柄の、紹介もして欲しかったです。
全体の状況も大切ですが、実際に取引するのは、個別銘柄ですから木も大切だと思います。また紹介してください。


包み足の説明よくわかりました。私も今後、注視して取り組みます。有難うございました。


今回の包み線の説明は非常に分かりやすいと思いました。孕み線はよくみていたのですが包み線は知っていてもよく分かりにくかったので次回からはきちんと注目し定期増す。有難うございました。


不勉強でした。有難うございます。一つ覚えました。


包み足、ぜひ見つけてみたいな。


今回のかめさんの話で、包み足の重要性に気付かされました。今後のトレードの参考になります。
今後のかめさんの話も期待してます!!


シンプルで非常にわかりやすい、チャートから説得力のあるお話です。今後大変参考になります。ありがとうございました。


トレード初めて日があさいので名前は聞いていても何のことか?と・・・
なんとなく解りかけました、。素人の目での解説ありがとうございました。今後もお願いします。


ありがとうございます。
勉強になります!


入門書では記憶にあるがそれほど意識してみていませんでした。これからの参考になりました


成る程日経平均よりトピックスに注目ですか。日経平均しか見たことなかったです。非常に勉強になります。


「木を見て森を見ず」の格言の通り、ややもすると全体を見失うことがあり、極めて有益な忠告と思いました。


包み足解説大変参考になりました。本当の初歩的なことをもっと知りたいです。


実にわかりやすい。


本当ダー。包み足、凄い。


とにかくわかりやすいです
ぜひまとめて出版して下さい
楽しみにしています


いつも解りやすい説明ありがとうございます
あまりテクニカルは気にしてなかったので今後は気にして見ます


かめさん
今回も素晴らしい御講義感謝です。
チャートの見方が分かり感激です。次回がとても
楽しみになりました。宜しく御願い致します。
これから参考にしていきます。