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遊びのないトレード手法は危険!?

盛岩相場塾が400回目の節目を迎えた今、あらためてあなたに伝えたいこと!「聖杯探し」と「トレード手法の最適化」に気をつけよう!

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盛岩外四です。

新元号「令和」が発表された4月1日、2010年12月にスタートした盛岩相場塾は400回目の節目を迎えることができました。

自分なりにベストを尽くしてきたつもりですが、それ以上に相場塾を支えてくれた受講生の皆さんやFPOスタッフの皆さん、ほか多くの人たちに感謝の気持ちで一杯です。

プロスポーツの選手が成績などで節目に到達すると「通過点にすぎない」という言葉をよく口にしますが、それを少し実感できた気がします。普段、この言葉を耳にしているときは、「単なる謙虚さの表れ」「通り一遍の受け答え」としか聞こえませんでした。

しかし、いざ自分が体験してみると「終わりでもないし、始まりでもないし、過去は過去、これからも一歩ずつ着実に進んでいくしかない」と考えている自分がいました。

ただ、「過去は過ぎ去ったこと」と割り切らずに、誤りやミス、成功体験をこれからの糧とできるようにしたいものです。同時に、体験してみないと分からないことが数多くあることも再認識させられました。

「通過点にすぎない」という単純な言葉を身をもって理解するのに8年強もかかったのかと思うと、自分の成長の遅さを痛感します。

 

すべてに通用する法則、グランド・セオリー

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相場に入ろうとする多くの人たちも、相場の世界に身を置く人たちも、似たような体験していることが多いと思います。それは「聖杯探し」と「トレード手法の最適化」です。

最初はどのような相場状況にも順応できる万能薬、つまり「聖杯」があると疑わない時期があります。しかし、相場は一定の動きをするわけではありませんし、ランダムに動くこともあります。

人はすべてに通用する法則、要するにグランド・セオリーを探し求めますが、相場の世界も社会もそんな単純ではありません。

そして、マーケットに多くのお金を落とすことで「聖杯」も「万能薬」も存在しないことに気づくのです。この単純なことに気づくまでに数年から十数年を要する人もいます。

そこで今度は、個々の相場展開に適応できるような方法を探し求めるようになります。いわゆる「最適化」です。この方法は、最初こそうまく行きますし、はまれば気持ちが高ぶるほどの利益が転がり込むこともあります。

実は、この段階がもっとも大事でなのですが、「最適化を極めることが儲けの近道である」と疑わない人たちは、さらにその純度を上げようとさまざまな情報にアクセスし、学んでいきます。

しかし、ほんの少しでも相場が揺れてしまえば、最適化したはずの手法はもろくも崩れ去り、生み出してくれるはずの利益は損失に変わります。

「この手法はもうダメだ!使えない!」と別の最適な答えを探す人もいれば、「詰めが甘かった」とさらに最適化しようとします。一番最初に最適化したほどほどの手法がもっとも重要だということを悟るまでにまた数年を要することになるのです。

どちらにしても、その結果起こり得ることは、複雑に入り組み、矛盾に満ちあふれたトレード手法が完成してしまうことです。しかも、そうした最適化はすべて過去の相場の動きにアジャストしているだけで、将来の動きを捕捉できる保証など、どこにもありません。

このような苦い経験を重ねることによって、あらゆるトレード手法に不信感を持ち、相場という迷宮に迷い込んでしまうのです。

 

リスク管理は必要ない?

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ここで、よく考えてみてください。あらゆる相場に順応できる万能薬や個別の展開に対して厳密に最適化した手法が通じるのであれば、「リスク管理」など必要ないはずです。

そもそも、万能といわれるものや最適化というものは、例外なく多様性を欠きます。逆に、相場は多様性の極致ともいえる世界です。

だからこそ、リスク管理がもっとも重要であり、それを前提にほどほどに最適化した、「遊び」を残したトレード手法を組み上げたほうが、利益を手にするチャンスはより多くなります。

クルマのハンドルには、「遊び」が必ずあります。「遊び」がなければ、ほんの少しだけハンドルを動かしただけで向きを変えてしまい、安全な運転はできなくなります。

相場に言い換えれば、遊びのないトレード手法はそれ自体が危険な存在であり、それを目指して続けている以上は勝ち目がないということなのです。

聖杯と最適化の中間に位置する「遊びのある、ほどほどに最適化したトレード手法」のことを、社会学の世界では「中範囲の理論」といいます。

盛岩相場塾では、受講生の皆さんがこの考え方を理解し、相場で使えるようにすることを常に念頭に置いてきました。

そうした折、25年来の親友でグラフィック・デザイナーの田中正人氏が『社会学用語図鑑』という本を出版しました。この本の前身にあたる『哲学用語図鑑』は10万部を超えるヒットとなり、彼はいまやベストセラー作家の仲間入りを果たしました。

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新しく出版された『社会学用語図鑑』には、その「中範囲の理論」が完結にまとめられています。田中氏に協力していただき、該当するページを見ていただけるようにしましたので、是非、参考になさってください。

すべてイラストでの解説ですから、どのページもとても分かりやすいと思います。もし気に入ったら、買ってくださいね!!ここは宣伝です!笑

 

中範囲の理論(『社会学用語図鑑』より抜粋)

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社会学という学問は地味な印象を受けるかもせんが、相場そのものが社会学といっても過言ではありません。

「中範囲の理論」の他にも、かのジョージ・ソロスが重要視した「再帰性」も取りあげられていたりして、単純に教養を高めるという目的だけでなく、相場を理屈から理解し、それを「遊びのあるトレード手法」に昇華させていく助けになるのではないかと思います。

相場は社会の仕組みそのものです。そして、好奇心と探求心をそそられる世界です。

しかも、上手にトレードすれば、利益も手に入れられます。損失を被って、いやな思いをすることもありますが、だからこそ、また精進しようという意欲が沸々と湧き上がってくるのです。こんなに楽しい世界はそうそうありません。

そのように考えると、400回という節目は、やっぱり「単なる通過点に過ぎない」ということですね!!これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

FPO編集部よりお知らせ

この度400回の節目を迎えた『盛岩相場塾』は、不定期(年に数回程度)での募集となっております。運良く募集機会にめぐり合うことがありましたら、積極的にメンバーへの参加を検討してみてください。

募集の際は、「FPO公式[FX・株式投資 応援メルマガ]」にてお知らせいたしますので、興味のある方は、是非この機会にご登録ください(・∀・)!

また、「FPO公式LINE@」でもお知らせいたします。募集機会を見逃したくないという方は、友達追加しておいてください。配信速度の関係上メルマガには書けない情報も公開していきます♪

今パソコンでこのメールを開いている場合はスマホでLINEを開いて「@fpoline」をID検索!(@をお忘れなく!)設定方法については、わからないという方は友達追加の手順をご参照ください。

 

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4件の送信がありました。
水村太一 さん

なかなか一度では理解出来ない内容です。
時間をかけてみます。

としぞう さん

いつも楽しく聞いてます。 ホロン レザーテック「ふっふっふっ」です。 22458円で予想します。お願いしまう。

田中 光一 さん

中範囲の理論。とても参考になります。このお話に出会えたことで、今後、聖杯を探す時間や手法を極めようとしてしまう時間に、数年の時間を割かなくてすむかもしれません。ありがとうございました。

じり貧トレーダー さん

一生懸命最適化してバックテストで優秀な成績のEAを作って実際に使ってみると、なかなか思ったように成績が上がらず、逆に負けの方が多くなった経験から、最適化はほどほどにしないといけないと思いましたし、カーブフィッティングの意味も実感していたところに、今日このお話を読ませて頂き、とても整理され納得出来ました。

聖杯探しの限界に気付くのに何年もかかることや、最適化を極めても駄目だと気付くのにも何年もかかることを教えて頂き、その2点に陥らないようにしたいと思いました。

とても貴重なお話、ありがとうございました。

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